デッキレシピ:殴る・蹴る・噛みつく・自爆
サワムラーの新作デッキをチャットでほのめかしたら、翌日突発的に「激突!サワムラー杯」なるものが開催されました(しかも私の参加できない時間帯に!)。
【突発イベント開催通知】
— うっど (@sudowoodo_poke) 2021年7月31日
秘密結社 フォレトス研究所主催「激突!サワムラー杯」
7/31(土)14時ごろから
ルール:旧裏新殿堂レギュでサワムラーを2枚デッキに入れる あとはSMB準拠
大会形式等は集まった人数で相談
参加者:あさりのみそしる、ぷー、うっど
参加・見学等はDM等でお知らせください! pic.twitter.com/nP3o5A94fS
トーナメントには参加できませんでしたが、寛大な優勝者とのエキシビジョンマッチで使用したデッキを紹介します。
デッキレシピ
2 サワムラー(化石)
3 イシツブテ(neo3)
3 ゴローン(neo3)
1 ゴローニャ(化石)
4 ズバット(neo3)
3 わるいゴルバット(R団)
2 わるいクロバット(neo4)☆☆
1 ブビィ(neo1)☆☆/★★
4 オーキドはかせ
4 ウツギはかせ
4 クルミ
4 マサキ
1 礼儀作法
3 ポケモン交換おじさん
2 夜の廃品回収
3 退化スプレーhyper
2 プラスパワー
1 パソコン通信☆☆/★★
1 ワープポイント
2 ポケモンぎゃくしめい☆☆☆☆/★★
1 抵抗力低下ジム
9 闘エネルギー
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杉並殿堂2021☆:8/8
新殿堂 ★:6/8
基本的な動き・コンセプト
2ターン目まではイシツブテーゴローンで20+40点、わるゴルで10点の計70点で相手の攻撃の芽を牽制、ゴローンを場持ちさせます。
ゴローンもサワムラーも2エネ起動なので、相手の様子を見つつベンチを整備。サワムラーの「のびるキック」は、逆指名またはワープポイントで出番がありますが、「とびひざげり」ももちろん強力です。
後続にエネがついているなら、ゴローンはゴローニャに進化+エネ貼って「じばく」で退場。じばくは使えてせいぜい1回なので、わるクロラインを駆使してなるべく相手を倒せるようにタイミングをはかります。
草相手でも、序盤はゴローンラインで戦いますが、サワムラーを早めに準備します。それでもきついので、ロック系の対策と兼ねてブビィを採用しています。
ポイント解説
殿堂-2のワケ
このデッキ、実は大会のレギュレーションである新殿堂で、2点不足しています。
わるクロデッキはとかくデッキスペースがなく、いろいろなものを絞りがちですが、このデッキも例外ではありません。
「相手を呼び出す札」と「味方を入れ替える(前をどける)札」が1枚でこなせるのが逆指名。このデッキは基本死に出しなので、条件が整った場面で使うカードとして考えれば悪くはない兼用だと思います。1枚ワープポイントにしましたが、これも逆指名でよかったかもしれません。
パソコン通信はピンポイントでキーカードを引っ張ってこれるので、60枚余すところなく使いたいこのデッキには相性がよさそうですが、コストとして切る2枚に妥当なものがあまりありません。そのため2枚目の採用をためらいましたが、そもそもパソ通にタッチできないケースもあるので、2枚目もありかなと思っています。
エネルギー問題
デッキスペースが(略)
テンポを重視するデッキなので毎ターンエネを貼りたい、にもかかわらずこのエネ枚数は正直不安でしかありません。夜廃が2枚なのに、なるべくわるクロラインに割きたいという事情もあります。有利対面での安定をとるならジムを切ってもう1枚エネを増やすのがいいかなと思います。(てかサワムラー2枚もいらなくないか?)。
一般的なわるクロデッキとの比較
近年わるクロゴースは、ちょっと前の現行(ソード・シールドレギュ)の「三神ザシアン」といってもいいくらいの王道構築(かつ細かな工夫がものを言う)といえます。
それと比較したとき、やはりデッキパワーとしては見劣りするのが正直なところです。まだ記事は挙げていませんが、私が組んでいたわるクロゴースは以下のようなものです。
ドロソがエリカ+ナツメの眼で安定しやすいうえ、ゴーストの「ポルターガイスト」で必ずしも相手のドローがデメリットになりません。また、ゴーストの1エネ起動も優秀で、不利な局面から盛り返す力もあります。一方、今回のデッキは直線的な構築なので、明確な不利盤面からの盛り返しは厳しいものがあります。
そしてゴースのトレーナーロック。化石ゴースの足止め性能も十分優秀です。
今回のデッキの安定火力と最大打点は魅力ではありますが、安定性の面では物足りなさがあるという感覚です。
エキシビジョンマッチ
先述の大会の優勝者・あさりのみそしるさんはフシギバナをメインとしたサワムラーデッキ。
相性的にかなり厳しいと思いましたが、先攻を生かしてフシギダネを攻め、優位に展開。バリヤードでゴローンが止まるうちに苦しい展開になりますが、サワムラーがのびるキックととびひざげりで活躍し、最後はゴローニャのじばくでフシギバナとベイビィを落として勝ち。苦手の草相手にずっとブビィが引けず、ぎりぎりの戦いでしたがなんとかなりました。
パソ通でプラパを持ってこれるのは強い。バリヤードには、退化スプレーでゴローンを退化させると倒せるので狙っていましたが引けず。最後はゴローン、ゴローン、サワムラーでそれぞれ50点を見せつつ、ゴローニャへの進化を目指す展開でしたが、9枚しかないエネがすべて手元にあったのは幸運でした。
おわりに
チャットでうっかり「サ ワ ム ラー」と答えてしまったばっかりに始まった今回の件ですが、サワムラーを使いたいと強く思ったのはつい最近のこと。
このポケモン金銀の対戦動画で、旧裏プレーヤーでもあるKGさんがサワムラーを使っていました。さまざまなポケモンが再評価されている現代ポケモン金銀(??)においても、かなりマイナーなポケモンですが、みがわり+きしかいせいがとてもかっこいいです。
残念ながら旧裏のサワムラーはみがわりはおろか、きしかいせいさえ使えないので、違う路線を探す必要があるな・・・というところからの着想でした。以前、わるクロ+ゴローニャ+わるいブースターのデッキを作ったことがあり、それをアレンジした形になります。
今回はデッキすべてを使いつくす、片道切符だけのおもしろいデッキになったとは思いますが、今後はサワムラーで一線級のデッキにできないか、さらに検討を続けることにします。
(きしかいせい使えたらな……)